名月や

中秋の名月、今日は厚い雲で見えない。

右脳使いの天才、宝井其角の句は華やかで豪放磊落だが、

和漢の古典を元にしたものも多く、素養が無ければ

分かりにくいものも多いといわれているが、

次の句は私にとってはとても分かりやすいものだ。

「名月や畳の上に松の影」

畳に松の影が落ちるのは、午後10~11時くらいだろうか。

江戸時代、この時刻には人工的な灯りは全く無かっただろう。

9月の澄み切った夜空に煌々と輝く月と松の黒い影は、

現代の光の雑音と化した夜とは異質なものだった。

静かな透明で明るい月夜だったのだろう。

こんな句もある。

「十五から酒を飲み出てけふの月」

私の時代の悪がきも皆そうであった・・・・。

この句の奥行きの深さは、白楽天や論語が下敷きになっているという。

そこに至ればもう分からないが、楽しい句である。

二句ともに、情景が目に浮かぶ。

其角は随分前に師匠から薦められ、今も楽しく味わっている。



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ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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