使役される

「日本人の祈り 心の風景」(中西進著・・・万葉学の第一人者)

を読んでいたら、次のような内容の話が載っていた。

『受身の大切さ』の中より。

[創画展]の会場で、

著者は画を前にした画家の石本正さんと話をしようと思ったが,

氏はほとんど語らない。

ただ、「モデルがこの絵を描かせてくれた」というばかりであった。

どうしてだろう?と、とまどうところからエッセイが展開してゆく。

そして次のようなことに気がついた、と記してあった。

「自然やモデルが画を描かせてくれるという思想の深みを知ってみると、

まずは相手に身をゆだね,そのなすままに使役されること。

その中に自発的に可能性が潜んでいると考えるということがいかに

本質的であるかが、よくわかった。」

「身をゆだね、使役される・・・・」、この部分について

ほとんどの読者の、目には映るが印象に深く残るかどうか、だろう。

エゴを抑制し、思考を停止する、著者はその本質に気づかれたのだろう。

創作とは、考えることではなく頂くものなのだ。

受動に直結するほど独創性は高まるといえる。

「まったき受動」が重要であることは、

師匠から何年にも渡って教えてもらっているのだが、

この著者のように自ら受動の真髄を見抜かれた方が居られる。

石本正さんの画をぜひ見てみたいものである。


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プロフィール

ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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