男たち

ある日曜日の夕方、M氏が居間でお気に入りのTV番組を見つつ、

片手の焼酎のお湯割をちびちびやりながら寛いでいたとき、

玄関でピンポンとチャイムがなった。

蒸し暑い日だったのでステテコ姿だったが、「ま、いいか」、で出てみた。

近所の美人の奥さんのTさんが片手に袋を提げて立っており、

「奥様はいらっしゃいますか」

やや慌て気味のM氏は、

「は・・・、少しお待ち下さい」と答えてから、

玄関から左折して居間に戻り、そこから右折してダイニングキッチンを通って、

そのさらに奥にある風呂場にゆき、

「お~いオカアサン、Tさんが来とるぞ~~~」

と入浴中のわが奥さんに声をかけた、

「わたしお風呂に入ってるのよ~~~,代わって出て・・」

再度玄関に戻ると、

Tさんが「ウチの主人が釣ってきた魚です、おすそわけ・・・・」

「そうですか、どうも、どうも・・・」と袋を受け取った、そして再度M氏は

袋を持ったまま、走って再び風呂場に向かう、M氏はヒグマのような体形の肥満体だ、

途中右折し損ねてテーブルに腰をぶつけて

「あいったっ、・・」、

風呂場にたどりついて、わが奥さんに向かって

「オカアサン、魚もらった、どうするの、これ・・」

「台所の流しにおいといてね・・・、もう上がるから・・」

再再度玄関に戻ったM氏は

「オカアサンはいま、パンツはいています・・・」

とあらぬことを口走ってしまった。

美人の近所の奥さんは、「くっくっく・・・・」と笑い転げたらしい。

M氏は間もなく60半ば、奥さんは12歳年下である。

M氏は、中規模の会社の専務だそうで、辣腕らしいとの評判だが、

不意をつかれると、男は弱い。

Tさんのご主人も、病院には一人では行けず必ず奥さんがお供するらしい。

たまたま、奥さんが外出して昼間いないときには、一人では食べられないで、

昼食の準備がしてあるにもかかわらずじっと待っていた、とのうわさがある。

男は存在自体が滑稽で憎めない、時もある、のです。




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プロフィール

ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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