心配性

Sさんはかなりの心配性の人である。

心配の種を見つけては心配ごっこを繰り返し、日々が漠然とした不安に

覆われて人生を楽しめないようなタイプだ。

ある日、インターネットショッピングでクレジットカードを使って買い物をした。

そのとき、クレジットカードのナンバーを入力ミスしてしまったような気がして

心配でならない、そのミスが他の人のナンバーに合致してしまい、

その人に迷惑がかからないだろうか、・・・・・・。

朝から気になって気になって、というのである。

ふ~~~ん。

結論を言えば、まったく心配はない。

理由は2つ。

一つは、Sさんのような生真面目、慎重な人は何度もチェックしたと言うとおり、

先ず入力ミスはほぼない。あってもほぼ1000京分の一の確率。

二つ目、それが入力ミスかどうかを教えてくれるシステムがある。

カードナンバー16桁の数字はランダムに割り当てられているのではないのである。

4桁ずつ区切ってあり、4つの数列のグループに分けてある。

そのいずれかで入力ミスがあったとしても、

ミスがあったかどうかのチェックが出来るように「特別な数の配列」になっているのだ。

「Luhnのアルゴリズム」という判別法で自動的にミスかどうかが分かるように

数字が並んでおり、それをもとにコンピュータが瞬時に判断してくれるのだ。

原理は実に簡単な計算であるが、そういう仕掛けが根底にある。

だから入力ミスがあれば相手側から教えてくれることになっている。

さらに4つの数列で、それぞれに同時に入力ミスがある事はまずありえない。

何重にもチェック機能があるのである。

ということで、何の心配もないのである。

実は、私はこのことを知ってはいたが、果たしてそうなのかどうか、ある種のカードで

何度か実験したことがある、わざとミス入力すると、やはりその都度拒否された。

ようでけとる、と感心したことがある。

それを伝えるとSさんはやっと安心した顔になった。

だが、また、夕方には別の心配の種を見つけては不安モードの入るのだろうな。

おつかれさま。

Sさんは「慎重細心小心臆病生真面目罪悪感」のシステムをしっかりと内蔵している。

こういう人も、エゴに縛られた不自由な人、とわれわれは言う。


コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

重要関連リンク
QRコード
QR
カテゴリ
プロフィール

ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる