封印

小学4年生の頃、目覚まし時計をバラバラに分解してしまった。

歯車やゼンマイの働きが不思議でならず、強烈な好奇心に逆らえなかったのだ。

完全にばらしてしまった後、いよいよ組み立てとなったとき、はたと気づいたのは

分解するのはいとも簡単、しかし組み立ては10歳の少年には無理、ほぼ不可能

ということだった。当時は目覚まし時計といえどそれなりに高価であったし、

親からこっぴどく叱られてしまったものだ。

歯車が入りきらず、何個か余ってしまった、ゼンマイは勢いよく伸びてしまって

終止がつかない。もちろん時計には戻らず、親も手に負えずじまいに終わった。

原子力の問題を思うときに、この日の事が思い浮かんでくる。

とんでもなく難しい箱を無理に開けてしまって、後始末ができないで、

泣きべそをかいている図だ。

原子の火の制御は人類にはまだ無理である。

技術的にはもちろん、半減期という壁、核処理技術の未完成、危機管理の未熟さ、

利権に群がるエゴ、運用する人間の心の未熟さ、おそまつな政治、非力無知な消費者

核への得体の知れない恐怖心、被曝医療のたよりなさ、

未完の部分の遠い未来への先送り、などあまりにも課題が大きすぎる。

エゴまみれの人間には手に負えないのだ。

当分の間、封印しておくべきだった。

さて、開けてしまった日本はどうなるのか。

完全収束には100年はかかるという、もつだろうか。

その前に、政治家と自称する輩の一部がすでに逃げ腰、

家族が国外に逃げ出したとも言う、お粗末極まりない終局がみえる。

ノブリス・オブリージュなんて言葉はもう日本では不要となってしまった。

エリートを標榜する者にはぜんぜん定着してなかったようだ。とくに連中には。

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ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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