後ろの意識

ときどき行くラーメン屋さんの本置きに、スポーツ紙やコミック類に混じって

「プレジデント」という経営者向けの雑誌があった。

やや場違いの感がしないでもないが手にとって見た。

そのなかに、企業トップのお薦めの本の特集があり、ラ・ロシュフコーの「箴言集」

を推す人がけっこういる。帰りに本屋に寄ったら、目の前にある、早速買ってみた。

透徹した人間観察の箴言が並ぶ、

人の打算の奥にある滑稽さや物悲しさを鋭くえぐり出し鼻先に突きつけられる、

これでどうだ、といった具合だ。

例えば

「凡人は概して、自分の能力を超えることをすべて断罪する」

凡人とは、ここでは自我が真正面に突き出たわれわれを指す。

エゴは、自分より優れたものの存在を許さない、敬意を表すことよりも、

けなすことで、自分の位置を探ろうとする。

組織内での足の引っ張り合いはこれに尽きる。

敬意とはエゴの範疇にはないジャンルなのだ。

しかし、一方で

「妬みは真の友情によって、媚は真の愛によって破砕される。」

と続く。

人間とは己の中に雑多な引き出しがあり、宝もあればどうにもならないものもある。

ラ・ロシュフコーだって同じだ。自分の中にある事を書いたのだから。

初期の頃習った「後ろの意識」というトレーニングがある、久しく忘れていた。


 

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プロフィール

ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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