夜空

きょうの月はほぼ満月だ。
冬の月は凛として美しい。
この時間、まだ冬の星座オリオンは山陰に隠れて一部しか見えないが。
たまには夜空を見るのもよい。
中学生のころ、手作りの望遠鏡で木星を見たときの感動は忘れがたい。
星が丸く見える!!そして3,4個の衛星さえ見えた!!!
人類で初めて木星を望遠鏡で見たのはガリレオだった。
わずか400年昔である。
その感動はどれほど大きかっただろうか。
私も、自分は広大な無限に広がる宇宙の一粒だと実感したのはこのときからであった。
どうしようもない無力感と揺り動かされるような高揚感が同時に来たものだ。
「気づき」とは、「見えなかったもの」が「初めて見えたときのこと」を言う。
視点や視座を少しかえればいい。
新しい日が始まる。