龍馬

NHKの大河ドラマ「龍馬伝」も大詰めに近づいてきた。

初めから、興味深く見てきたが、

いつも思ったのは本当の龍馬はどうだったのか?である。

今回の龍馬は、NHK的な味付けが濃厚な「創作ドラマ」になっていて、

実像が不鮮明になっているように思う。

それはそれでよい、大衆が望む龍馬像を提供するのがNHKのお仕事だからだ。

彼は基本的には、偉大な天才であったことは間違いない。

小さいときには、よく泣く弱虫で、姉の乙女さんを母のように慕い、

保護され、癒され、教えられ、育てられてきたともいう。

実際の日常は果たしてどうだったのだろうか。

ある研究家によれば、彼の行動や業績から推測するに「発達障害」という

症状傾向を持っていたともいう。

障害と言う言葉に囚われると、肉体的、知的な欠陥を普通は連想するがそうではない。

彼には特に顕著な傾向がある、多動、衝動性,新奇追求傾向と独創性、

事故を起こしやすい傾向、依存症や嗜好癖、強いこだわりなところ、

対人関係の未熟さ、不安障害、(当時としては)偏った思考や行動などなど・・・、

裏側から見ればさまざまな要素があぶり出しのように浮き上がる。

それらがプラスの原動力となったのだろう。

発達障害の有名な例として、モーツアルトが上げられることもある。

彼が生まれた時代が500年昔の中世ヨーロッパだったらどうであろうか、

彼の天才性は間違いなく地に埋もれただろう。

思うに、近代的な記譜法の確立、ピアノをはじめとする楽器などの完成、

パトロンである貴族たちの地位の安定と教養主義の台頭などの背景がなければ、

彼は下品で情緒不安定で、女性にだらしなく、金銭感覚が0の破産者に終わった可能性がある。

時代が天才を作るのだ。

映画「アマデウス」はここのところをうまく取り上げて傑作となった。

天才とは歪んだ人格を伴うことが多いのだが、彼はその業績によって顕彰されるのである。

龍馬の死の形は悲劇であったが、暗殺されることによって英雄となった。

歴史に、「もし」はないが、明治維新後にも存命したならばどうなっていたか

興味深いところだ。

歴史は天才がのみが創るのではない、彼等を支えるのは時代と民衆である、

と同時に彼等の中にある常人とは異なる傾向性でもあったのだ。


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プロフィール

ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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