たまぞう君

猫のたまぞう君が3日ぶりに餌を食べに来た。

しばらく、ゆっくりとお昼寝などをしてどうやら帰りそうな様子が見える。

自分の置いていった子猫たちをいとおしそうに眺め(?)、

あたまを上段への上り口に向けた。

いつもの帰りのしぐさである。どこから来ているのか尾行することにした。

今日こそは、草払いも終わり見通しがよくなっているから、見失うことはないだろう。

そっと後をつける。ゆるやかな階段の途中でこちらを振り返りしばらくたたずんだ。

私も知らん顔して、10mほどのところで止まって待つ。

5分ほどたってまたゆっくりと歩き出した。

階段を上りきったところで,再度振り返る、用心深い。

つぎは、竹林をはさんで隣家のビニールハウスがある、現在は使用されていなくて荒れ果てている、

その中に迷いなく入ってゆく。お、ここが隠れ家か、と思ったら違った。

ここでしばらく身づくろいなどして、あくびをして、さらに先に進む。

ハウスを抜けると草むらが続き、うっかりすると見失いそうだ。20mほどの間隔を保ち

さらに尾行を続ける。

草むらを出るとそこはかなり広い市道となっている、

そこをわたりさらに畑沿いの道をすすむとK家の庭に続く、

そしてたまぞう君は迷う様子もなくK家に入り裏に回って、いつもの道ね、

という感覚で何の警戒もなく、かっては使われていたタバコ乾燥場に入っていった。

たまぞうくんの本拠地はどうやらここかもしれない。

K家の人に聞いてもよいが、微妙なところがある。ためらわれるのだ。

思うに、K家では、別の名前で呼ばれ、しかも餌をもらっているかもしれないのだ。

たまぞうくんは二重所帯で、2つの名前をもち、1年近く私の尾行をまいてきた。

何だか、秘密情報員のようだ。尾行した私は、探偵となっていた。




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ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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