達磨さん

『武帝には留守とこたえよ秋の風』 其角

武帝と称される方はおざっぱでも12人、有名なのは漢の武帝、

しかしこの句での武帝は梁の武帝である。

かの有名な達磨大師を宮中に招いて尋ねた。

「仏法に帰依するとどんな功徳があるや」

達磨大師「功徳無し」

{お前さんは、何か力が欲しいがゆえに仏法に関心を寄せるのか?

そんなものありゃせんのだよ。}

武帝はさらに尋ねる。

「仏法の根底にあるものはなにか?」

達磨大師 「廓然無聖」

廓然(かくねん)とは虚空に一点の曇りもなきこと、執着のないこと、無心。

無聖(むしょう)とは、聖なるものなどありはせぬ。(多分、聖俗無し。)

つまりは、

{自我(エゴ)を離れよ、無力化せよ、されば分からんこともなかろう・・。

思考を止め、判断を忘れ,比較の愚かさを知ればよいのだ、難しかろうがの・・・。}

うるさく尋ねる武帝に達磨大師は嫌気がさして、少林寺に入ってしまったという。

武帝さんはわれわれと同じように、聞いて知識を得たかったのだろう。

おなじレベルのわが心、武帝さんが可愛そうになる。

師匠、われらを許されよ。

それにしても其角さんの古典の教養はすごい。

絶え間なく酒を飲み、酔っていたらしいが、天才だった。

涼しい秋風、陶然として全身にしみ渡る快き酒の酔い・・・・。

何か返事するのが面倒だったのか?

そんな中で、この秋の句が詠まれた。




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ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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