下宿人

午後8時過ぎ、事務所から自宅に帰ってみると、家内が「恐ろしい目にあった」

と訴えてきた。確かに顔色がよくない。話を聞けば「納戸に蛇が入っています、

2m以上はありそうで、生臭い匂いがするものだからカーテンを引いてみれば

ガラス戸の桟に沿って横長になっている・・・」だそうであった。

なるほど、ここ2週間ほどネズミが鳴りを潜めていた理由が分かった。

蛇君に捕食されたのだろう。「2mならば青大将だから害はない、心配ないよ、

昔は、枕元をよく通って行ったものさ、慣れればなんともないから、・・・」

しかし、一応捕まえて外に出てもらうつもりで、長袖シャツ、皮手袋、竹の棒を

持って納戸に行ってみたが、見当たらなかった。すでに移動したらしい。

締め切っていたので外には出てないはずだ、

箱類や布団などをひっくり返したが見当たらないので、お好きなところで、

今夜はお泊りしてもらうことにした。少しは気味が悪いが、青大将君は

家の守り神とも言われている。

今夜は、窓や戸を開けておくから気が変わったら外に行ってくださいね。

みんな森羅万象ことごとくそれぞれの存在意義はあるのだ。

自分に都合のよい価値観を構築して、適合しなければ排除して来たのが

われわれの文明であった。わずかの快適さと引き換えに、人類どうしでさえ

すさまじい灼熱の坩堝のなかで築きあげたのが現代である。

もちろん蛇君といっしょの布団は嫌だけど、うちの庭にいる限り安全だからね。


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ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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