右脳鍛錬には其角のこと

蚊をやくや褒似が閨の私語 (其角)

(かをやくや ほうじが ねやの ささめごと)

褒似(ほうじ)とは、ネット辞書にて引けば、いくつも出てくる。

古代中国の周の幽王の寵愛した美しい姫で、

どんなことがあってもまったく笑わないことで有名な女であった。

あるとき、敵襲の知らせの狼煙があがった、実はこれは間違いだったのだが

味方の諸侯が慌て騒ぐのを見て、このとき初めて褒似さんが笑い転げたのである。

それ以後、幽王は可愛いわが女の笑顔見たさにしばしば敵襲がないのに狼煙を上げた。

やがて狼煙の信用はなくなって、本当の外敵襲の時には、誰も駆けつけなかったと言う。

結果、幽王は殺され、褒似さんは囚人となり、やがて周は滅んでしまった。

狼少年とよく似たお話である。

男は本質的には実に愚かで、女は実に気まぐれだ。国さえ傾け滅ぼしてしまう。

色欲というものは、遠くを見えなくする。志を殺ぐだけならまだしも周りが迷惑だ。

江戸の夏は蚊が多かったらしい。そこで蚊遣りを盛大にいぶした。

(当時は蚊取り線香はなかった)、

そのさまが狼煙に見えて、其角は褒似を思い出したのである。

閨(ねや)とは女性の部屋、寝室のこと。其角好みの場所である。多分四畳半か。

彼はそこにいてささめごとを交わしていたのだが、さすが発想は豊かである。

脇の女性は褒似さん似の妖艶な美女のはず。其角23歳の夏の夜のお話。

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ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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