水彩画

先日、知り合いの方から水彩画グループ展の案内が来たので、

さっそく観に行った。

どの作品も、実にすばらしい。

とくに、花や果物といった静物画と森や田園風景画がおおい。

その中で、アケビをさらった描いた水墨画風の絵があった。

薄い茶色と紫、浅い緑だけの少ない絵の具で秋の色や匂いや空気、

気温まで伝わってくる。そして色が実に豊富に見えるのだ。

画用紙の白を入れても絵の具そのものの色はとても少ないが、

豊かな秋の情景が観える。秋の光がそのまま伝わってくる。

油絵は、色を混ぜ、塗り重ね、削り取り、を繰り返す。

初心者は特に色を作ろうとして、色が濁り、迷いが塗りこめられ、

ためらいがタッチにそのまま出てしまう。

透明水彩画はどうか。

画材の特質からして、

思考が入りにくい、思考を許さない、思考が停止する、

ように思える。

いったん、画用紙に筆を触れればそのまま残る、修正や誤魔化しが難しいのだ。

心の状態がそのまま画用紙に乗ってしまう。

この方は、30年以上も楽しみとして描きつづけておられる老婦人らしい。

この絵は、情感は豊かだが饒舌ではない、シンプルだが奥が深い。

水彩画は人柄も見える。

余計なものをそぎ落としてゆくトレーニングはここにもあった。


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プロフィール

ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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