コベントリー

第二次世界大戦中のイギリスにおいて、

1940年11月14日 ロンドンの北西部にある都市コベントリーが

ドイツ軍による大空襲によって壊滅し何万もの人命が失われた。

これにはもう一つ別の側面がある。当時のイギリス首相チャーチルは、

この空襲を事前に知っていたが、迎撃体制もとらず、市民にも知らせることなく、

避難もさせることなく見殺しにしたというのである。

なぜか?。

当時ドイツ軍にはエニグマという高度の暗号システムがあった、

解読は絶対に不可能とされていたのだが、イギリス軍がついに解読に成功していたのだ。

その解読文の中にコベントリー爆撃が含まれていたのである。

それを知らされたチャーチルだったが、この情報を黙殺したのだった。

その後の戦況を有利に進めるために、さらには、やがて行われる連合軍による大反撃に備え、

ドイツ側に暗号が解読されたと知られれば、今までの努力が無駄になるばかりか、

より解読が困難な暗号体系になり、さらなる被害が予想されたからである。

端的には、市民の命と引き換えに国益を優先したのだった。

この事実は30年以上も極秘事項とされていた。

チャーチルはこの間、回顧録を書いてノーベル賞(文学賞)を受賞している。

より凄みが感じられるのは、チャーチルの親族さえも犠牲者になったらしい。

若いころこの事実を知ったとき、善悪とは何かずいぶん考え込んだことがある。

思考で答えの出るはずはない。

ただ、われわれは、「当事者は自分で選択した結果を身でもって受けたのである」、とはいえる。

チャーチルも当事者だが、彼は表層意識で知っていた。

ドイツ軍爆撃機の指揮官や兵士たちも当事者だ、選択したのも彼ら自身である。

3次元はときに過酷だが、4次元は常に冷徹である。例外がないのだ。




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ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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