トマト

今シーズンは来週まで花見が続く。

今日で4回目だ。お楽しみは弁当。花より弁当。

やや冷たい風だったが、日照は十分、桜は見ごろ、落葉樹の緑芽が可憐だ。

今日のお弁当は「お品書き」が付いていた。気合の入った豪華弁当だった。

ある福祉施設の皆さんが実習で作ったお弁当である。

気になることがいくつかあった。

この季節に、当たり前になって久しいが、きゅうりやトマト、などが入っていることである。

確かに鮮やかな赤と緑はデザイン的には美しい、楽しい、嬉しいにつながるのかも知れない。

だが、本来夏の季節野菜だ、ビニールハウスと重油ボイラーと農薬と化成肥料のお陰で、

年中切れることなく飾りとして使われる。

抵抗があるが、口に運ぶ。罪悪感がフット湧く、世の無駄に加担した愚か者というささやき、

気が小さいともいえるが、私の身体が本能的に首を振る。

ことを複雑にするのは、お隣の懇意にしている農家が実は栽培者側なのだ、

さらには農業用ビニール販売会社の親しい友人がいる、

石油タンク製造やハウス鉄骨のメーカーにも知り合いがいる。

運送会社の経営者は親戚だ。農業試験場にはかって大変お世話になった。

食する者はジグソーパズルの一個のピースに過ぎないが、

一個がなければ完成しない絵が厳然としてそこに今ある。

ムムム、悩むなかれ、もくもくと美食を楽しめ、泣く羽目になれば、ともに泣こうではないか、・・・・。

人がたくさん集まれば役割が生じる、同時にほんらい不要な役割も創りだす。

それが無駄かどうかはわからない。それが社会生活というものではある。

集合系のエゴの形の一つだ。

それから、大量の食べ残し。

どうしようもない人間たち。

でも、一人一人は良い人だ。

桜ははらはらと降り注ぐ。



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ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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