桜吹雪の中で

朝から強い風と雨で、せっかく八分ほど咲いていた庭の桜が風に吹きちぎられてしまった。

庭のところどころには、濡れた花びらが雪のように吹き溜まりを作っている。

雨が降り止んだ庭を、猫のたまぞう君があくびをしながらゆっくりと通り抜けてゆくところだ。

餌はたっぷり食べたし、花見心は多分無いだろうから秘密のねぐらに帰ってしっかりと昼寝をするのだろう。

突然の、どっと吹いた風、そして桜吹雪、

彼の頭や背中や腰辺りに桜の名残の花びらを数片ふわりと載せて、

ゆっくりと私の前をしなやかに歩き、見向きもしないでつつじの向こうに悠然と去っていった。

ようく思慮すれば、桜は人のために咲いてるのではない、

風や雨は人を寒がらせたり吹き飛ばしたりするつもりは毛頭ないのだ。

猫君も人のことなどどうでもよいのである。

ここは俺の領地だぞ、と叫んでも彼は帝王の如く悠然と歩む。

くそ!、おまえは「素粒子の嵐」なんか知らぬだろうが、・・・・・・・・・・・・・・・

それでよいのだ。




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プロフィール

ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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