ダム

B市の夏場における水不足は深刻で、

貯水量があるレベルを切ればが節水を呼びかける広報車が走り回る。

さらに事態が悪化すれば水道水の出が悪くなるように蛇口に節水コマを取り付けたりと

対応に大童である。毎年ではないがよくくりかえされている。

ということは「マスコミ報道」では知っている。

この事態を解決するために、となりのK町の山奥にダムを作るという計画が持ち上がったのが

およそ50年昔だったが、現在も着工はされていない、準備のための取り付け道路の着工さえも未だである。

一部の住民の激しい反対があるのだ。賛成派はとっくにお金をもらい山を下り豪邸に住んでいる。

どこにもよくある物語だ。

それでも、現在に至るまで、総合的全体的に見てB市が砂漠になったわけではないし、

のどが渇いて犠牲者が出たことは無い。山はつねに緑だし、木々が枯れることは無い。

同じ市内でも水系が違うところでは稲はすくすくと育ち、ゆったりと風呂に入れる。

しかも洗車を、どうどうとやってるそうだ。

一応、深刻な事態とはいいながらも半世紀が過ぎた。

現実には送水管の老朽化による漏水が30%もあるらしい、

これを改善し、さらにもっと自分たちの創意工夫で節水に努めよう、

環境問題をトータルで考えようというグループもある。

B市の知人にいつだったか「報道」を見て水飢饉のお見舞い電話をしたら、

「ありがとう、幸い自分たちは大丈夫です、水は十分にあり、深刻なのは別のところです」だった。

当事者は大変だろうと思うが、一方ですぐとなりに当事者でない人もいる。

実際はよくわからない、というのが実情である。見方、立場でかわるのだ。

税金を納める立場の者に公平なデータの提供は無かった。当たり前だが作成不可能だろう。

報道も無数の断片の一切れに過ぎない。

わざと全体を俯瞰できない様にしているようにも見える。

民主主義とは、いったいなんだろうね。

その一つ「一方の犠牲の上に他方が利する、こともやむをえぬ」構図が影のようにつねに付きまとう。

「ダムを造ることが必要な人」と「ほんとうに水不足で困っている人」は初めから違うのである。

われわれの未発達な黄色い脳からうまれた心そのものだ。



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ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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