山桜

「敷島の 大和心を人問わば 朝日に匂う 山桜かな」 本居宣長

私の地方では、山桜が咲き始めている。

改良種ではないので花も木も葉も全体がシンプルで主張が控えめである、

それでいてこの時期だけは、見事に春を告げるシンボルとなる。

山のあちこちに白いピンク色がかった塊が見える。 

向きや日差しが変われば薄墨のようにも見える。

白でもない、桃色でもない、灰色でもない、なんとも微妙な色合いで、

この時期この色を見れば日本に生まれてよかったという幸せ感につつまれる。

昔から日本人の心そのものだったのだ。

この微妙な感覚を書き表すのは難しいがあえて書けば「愛しさ(かなしさ)」だろうか。

忘れ去られかかったこの用語、この色、この風情は大和心の象徴ということに深く同感する。

公園のソメイヨシノの華やかさとは一線を画する。

宴会用の桜ではないのだ。


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プロフィール

ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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