ブルージーンズ

先日の昼下がり、電車に乗り椅子に腰を下ろしてほっとして、ふと目を上げると、

ブルージーンズの若者が前に立っていた。

靴はよくなじんだ様子のデザートブーツ、すっきりしたシルエットのブルーの洗いざらしのジーンズに、

やや珍しいライトブラウンの革ジャン、多分ボンバージャケット、その下には濃いグリーンのTシャツ、

いいぞ、うん、なかなかいいセンス!と思って頭に目を移すと銀行員~公務員風のお堅いヘアスタイルだった。

男のヘアスタイルは女性とは違い変えにくいものだ。

彼はどうやら週末の変身を楽しんでいたのだろうか、

普段はお堅くスーツにネクタイ、黒い靴の人と見た。

私の乗った車両には、ざっと数えて70人ほどの乗客だ。

座席はほぼ満席、立ってる人も30人ほどはいる。

そのうちブルージーンズをはいてる人はおよそ15,6人。

ほ~~~~~~。ジーンズもここまで普及すれば立派な市民権を得たことになる。

赤いコートの白髪の老婦人、黒いジャンパーの中年オヤジ尻ポケットにはスポーツ紙がよく似合う、

高校生らしいだぶだぶスタイル腰パンだ。皆ジーンズだ。

中年のヲバサンの巨大なヒップもジーンズは粋に包んでくれる。

私がジーンズをはき始めたころは、不良少年の象徴としてこれに替わるものはなかった。

だから、真面目な学生は決して着用などありえなかったのだ。

時が移れば評価も変わる。

目の前の若い夫婦と小さな男の子3人、楽しそうな語らいが聞こえて来る、

奥さんの笑った口からのぞく輝くような白いきれいな歯、

少年のいかにも楽しそうな顔、父親の優しそうな目・・・・・・。

そして三人とも清潔なジーンズに軽めの明るい色のセーターだった、

健康健全清潔安全平穏平和・・・日本の今の表層を構成する象徴そのもののようだ。

底流にある不安恐怖残酷悲哀嫉妬攻撃・・・を同時に載せて電車はひた走る。

ちなみに、日本最初のジーンズ着用者は,白洲次郎さんだそうである。



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ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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