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雑感

あなたの見ているものはあなたの心の鏡です、とは昔から言われてきた言葉である。

こういうような見方はおそらく日本人の原初の時代からあったかもしれないし、

8世紀ころには仏教思想の一つとして日本にも伝わってきている。

いわゆる「唯識論」なのだが、当時も今も難しいことには変わりない。

全ての存在は根本心から生じ、外界には何も存在しないという思想である。

自分、他人、身体、森羅万象、宇宙の果てまで、すべてが心の作り出したもの、

だからこころの態度を変えれば見る世界も違ってくる、ということである。

しかし時とともに、一般には道徳律の一つとしての表現にしてしまってきた。

人間関係改善の概念の一つにしてしまった。

道徳とは人の考えであるから、エゴの枠内にある。

心の鏡という法則を、さりげなくエゴのフレームの中に入れ込んで、

軽く目を向けさせるだけの存在にしてしまったのもエゴなのだ。

確かに、見方を真逆にするわけだから、これは目まいがするほど戸惑うことではある。

とても難しいのは確かだ。

私自身は30年ほど前、一度二度、唯識論を読んだことがあるが、ほぼ忘れ去っていた。

ただ、唯識論とは宗教ではなくて深層心理学だ、と気づいたことは確かであったが。

それから何年もの時が流れ、イマジンによって初めてこのような見方に触れたといってよい。

実践を伴った体験の始まりである。

膨大な意識、エゴというものの対比がなければ、いまでも何がなんだか分からなかっただろう。

哲学の徒ならまだしも、唯識論を読んで迷路にはまるより、

「見切り」を繰り返して解放の道に進んだ方がはるかに成長へとつながるのではないだろうか。

実生活の中で生かされてこそ、学びの意味があるのだ。

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プロフィール

ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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