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昔の田舎

2年ほど前に、Sさんが90歳でなくなった。彼は長老的な立場であった。

責任の分散で個人のリスクは小さくなるが、それだけではどうしようもないこともある。

土地争いや、公的な負担金の問題、祭りの準備に至るまで50年にわたり穏やかで平等な

調停を彼はまったくの無償でやってくれた。議員さんや行政の幹部までが挨拶にくることもあった。

彼は珍しいことに近所に血縁もなく地縁もほとんどなかった。明治初めのころ、

いつの間にかどこかららか来た方がお父さんらしい。

苦労もあったらしいが、地域に不可欠の人として存在感は大きかった。

集団には、必要なときにこういう方が「自然と現れる」ようだ。

そして皆が「認める。受け入れる。」

彼がなくなる20年も前ころから、長老文化は消え始めていた。

集落の人口は2倍になったが,昔からの家は半減し、新しい若い人の家が2倍になった。

新しい伝統が生まれ根付くのだろうか。

今はもう、キーパーソンが不要な時代かもしれない。



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プロフィール

ロックエヴァ

Author:ロックエヴァ
療術家  

大黒屋誠二郎師を師匠として、伝授された画像や技法などを使って日々、療法に取り組んでいる。
画像、シール,保健水などの活用を中心に、心、意識、身体などについて研究を深めていく事を目的とした「まいど会」の会員。

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