可憐な花だけど
![s-akaihana[1]](https://blog-imgs-122-origin.fc2.com/s/i/n/singa3588/20181008144231ff4.jpg)
可憐な花が目を引きます。
マルバルコウという植物です。
夏の終わりころから秋にかけて花を咲かせます。
最近は、荒地、耕地、庭先、どこにでも見られる蔓性の「雑草」です。
江戸時代に観賞用として日本にやって来たそうですが、
やがて、その逞しい繁殖力で、次第に全国に繁茂してゆきました。
とくにこの2,30年の気温上昇化傾向の波に乗り、目立つようになりました。
熱帯アメリカ産の多年草というだけのことはあります。
ヒルガオ科のサツマイモ属だそうで、一旦、居座られると
茎を抜いても焼いても次の年には顔を見せます。
地下茎がイモ状で、これを掘り繰り返し、焼いて砕いて磨り潰すくらいにまで
しなければ、絶やせません。
庭や耕地に絶対に入れてはなりません。
気ついた時には、庭の植木は蔓に纏われ衰弱してゆきます。
モノには必ず両面がありますが、
農民や園芸家にとってはやっかいな訪問者です。
可憐さに騙され、気づけば、居座られ。
今日も昼過ぎから、「引っこ抜きのイタチごっこ」をしなければなりません。