
今年は例年になく桜が早咲きでした。
今日は強い風で花吹雪、青空に舞う白い薄片には思い出が伴います。
私がまだ幼少のころ、酒宴などで男たちが歌っていたもの、
軍歌「歩兵の本領」の一節を思いだします。
100年以上も昔作られたそうです。
「万朶の桜か襟の色・・・・・散兵戦の花と散る・・・・」
万朶(ばんだ)とはたくさんの花や枝のことだそうで、
今はほとんど使われない言葉です。
陸軍の歩兵科の軍服の襟章の色が桜色だったことから
このように歌われました。
日本全国、穏やかなお花見日和、
誠に平和な時代です。
散兵戦で、花散ることはありません。
若くして散った我らが父祖たちのお陰でです。