孤狼の血
先日、話題作の映画、「孤狼の血」を観ました。
R15+指定(15歳未満は見てはいけない)です。
時代は暴力団対策法が施行される以前の昭和末、舞台は広島県のK市、
2つの暴力団が血で血を洗う抗争を続けていました。
勢力争いは熾烈を極め、冒頭から血しぶきが舞い硝煙の臭いが立ち昇ります。
双方の暴力団に顔なじみの一筋縄ではいかない悪徳刑事と
大学を卒業したばかりの新人刑事の2人が抗争の場に巻き込まれてゆきます。
ストーリーは黒沢映画の名作「用心棒」へのオマージュといった感じか。
主演はベテラン刑事の役所広司、新人刑事は松坂桃李、
この手の映画では右に並ぶ者はいない組長の石橋蓮司といった
そうそうたる役者さんが演じています。
実にハードボイルドの傑作です。
とは言え、万人に感動を与える映画ではないでしょうね。
シーンによっては嫌悪感に身震いする人もあるでしょう。
しかし、万人の、自分の中に潜む悪徳と暴力性を垣間見せる刺激だけは十分です。
人という存在は自身にとってもつかみどころのない迷路です。
今朝の新聞の書籍広告に親鸞の歎異抄が載っていました。
有名な一節「善人なおもて往生す、いわんや悪人をや」
「悪人正機」で知られています。
刷り込まれた「信念」ほど危ういものはありません。
R15+指定(15歳未満は見てはいけない)です。
時代は暴力団対策法が施行される以前の昭和末、舞台は広島県のK市、
2つの暴力団が血で血を洗う抗争を続けていました。
勢力争いは熾烈を極め、冒頭から血しぶきが舞い硝煙の臭いが立ち昇ります。
双方の暴力団に顔なじみの一筋縄ではいかない悪徳刑事と
大学を卒業したばかりの新人刑事の2人が抗争の場に巻き込まれてゆきます。
ストーリーは黒沢映画の名作「用心棒」へのオマージュといった感じか。
主演はベテラン刑事の役所広司、新人刑事は松坂桃李、
この手の映画では右に並ぶ者はいない組長の石橋蓮司といった
そうそうたる役者さんが演じています。
実にハードボイルドの傑作です。
とは言え、万人に感動を与える映画ではないでしょうね。
シーンによっては嫌悪感に身震いする人もあるでしょう。
しかし、万人の、自分の中に潜む悪徳と暴力性を垣間見せる刺激だけは十分です。
人という存在は自身にとってもつかみどころのない迷路です。
今朝の新聞の書籍広告に親鸞の歎異抄が載っていました。
有名な一節「善人なおもて往生す、いわんや悪人をや」
「悪人正機」で知られています。
刷り込まれた「信念」ほど危ういものはありません。